PROGRAMS
セッション

平和

08

11/11 Sat 11:30-12:30

11F Room111

ブレイクアウトセッション

支援事業の現場で宗教ができること
~開発・紛争・災害 支援で平和をつくる~

UNHCR、世界銀行、WHO、ユニセフ等の国連機関が宗教コミュニティとの連携の意義に言及するなど、近年、世界ではグローバル課題の解決に向けた宗教の役割に注目が集まっています。
このような世界的動向に比べて、日本においては、一般社会はもちろん、行政、人道支援団体、あるいは宗教コミュニティの中であっても、宗教の役割の理解は十分とは言えないのではないでしょうか。
本セッションでは、海外や日本における宗教者との連携の事例を題材として、支援事業の現場で宗教の果たしうる役割とは何かについて考えます。

篠原祥哲

WCRP日本委員会 事務局長
アジア宗教者平和会議(ACRP) 事務総長
立正佼成会入職後、一食平和基金事務局などを経て、2005年から世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会に勤務。軍縮、気候変動、難民、人権などの問題を担当。災害支援では2011年~16年、WCRP仙台事務所所長として東日本大震災の復興支援に従事した。1998年英国・ブラッドフォード大学大学院平和学修士課程修了、2014年東北大学公共政策大学院卒業、2021年東京大学総合文化研究科人間の安全保障プログラム博士課程修了。博士(国際貢献)。2020年にWCRP日本委員会事務局長、2021年にACRP事務総長に就任。防災士。趣味はサッカー。

大菅俊幸

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)専門アドバイザー
曹洞宗総合研究センター講師
1950年、宮城県生まれ。駒澤大学大学院修士課程仏教学専攻修了。高校教員、編集者などを経て、1995年、阪神淡路大震災を機縁にシャンティへ。以来、仏教精神に根ざした社会貢献活動(仏教ボランティア)を探究。シャンティでは、約20年間、主として国内事業を担当した。著書に、シャンティの創設者、有馬実成の評伝、『泥の菩薩』(大法輪閣)、『慈悲のかたち』(佼成出版社)、編著に『仏教の底力』(明石書店)などがある。2023年、『泥の菩薩』増補新版(明石書店)を発刊した。

西島恵

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 支援事業第1部人道・開発事業第3課シニア・プログラムコーディネーター
青山学院大学文学部英米文学科を卒業後、旅行会社で勤務。学生時代に訪問し、細々と支援をしていたフィリピンの子どもたちのために働きたいと、フィリピンに渡航。現地の市民団体でボランティアをしながら、フィリピンの大学院で社会福祉を学ぶ。卒業後、NGOで緊急人道支援や開発事業に従事。2017年10月ワールド・ビジョン・ジャパンに入団。2018年4月~2019年4月までバングラデシュに駐在、水・衛生事業を担当した。現在は、バングラデシュにおけるミャンマー避難民キャンプのジェンダーに基づく暴力(GBV)対策支援などを担当している。

大森功一

世界銀行 東京事務所 上級対外関係担当官
2000年、世界銀行入行。東京事務所広報担当官として日本のNGO・シビルソサエティ団体を中心に、開発パートナーとの連携構築を担当。2010年から2014年まで、南アジア地域担当副総裁特別補佐官として、南アジア8カ国向けの融資・助言・技術協力を統括する副総裁の日常業務に加え、副総裁主導による特別プログラムの統括や各国への訪問の準備・実施、南アジア地域総局のリーダーシップチームの活動サポートなどに従事。2015年より現職。NGO・シビルソサエティ団体、企業、大学・研究機関等との連携構築、日本での世界銀行のアウトリーチ活動全般を担当。世銀入行以前は、大学の研究所で歴史的都市の保存・開発研究プロジェクトに携わる。立命館大学、アメリカン大学で国際関係学修士号を取得。

長下部穣

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 信仰と開発担当
東京基督教大学・バイオラ大学卒業、東京基督神学校・立教大学修士課程修了。学生時代、ミャンマーの孤児院を訪れたことをきっかけに、世界や社会の課題に関心を持つ。「キリスト教の社会貢献」の分野で、2018年アバディーン大学より博士号取得。専門は宗教社会学、実践神学。2019年4月ワールド・ビジョン・ジャパン入団。キリスト教会やFBO(信仰を基盤とする団体)との関係構築等を担当。東京基督教大学、立教大学、非常勤講師。

プログラムのスケジュールやスピーカーなどは、予告なく変更となる場合があります。
イベント当日は、主催者や取材メディアによる写真・動画撮影などが行われ、各種広報媒体で使用させていただく場合があります。