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11/11 Sat 15:15-16-15

3F KFC Hall Annex

ブレイクアウトセッション

閉鎖か、拡大か:アジアにおける市民社会スペースの現在
〜カンボジアとパキスタンのCSOから学ぶ〜(Closed or expanded: civic space in Asia today)(言語:英語)

市民社会組織が自由に活動できる空間を指す「市民社会スペース」の縮小が、世界的な問題となっています。
今、民主主義を支えるはずの選挙でも不正や汚職が行われ、市民社会組織を規制する法律を導入しようする動きがあります。
今年6月に実施されたカンボジアでの総選挙では、与党が多数の議席を獲得することが伝えられましたが、偽情報の氾濫が指摘されました。また、パキスタンでは、10-11月に行われる総選挙を前に、政府による市民社会組織への弾圧が続いています。
こうした動きにアジアの市民社会はどのような対応をしているのでしょうか? 本セッションでは、アジアのNGOと共に民主主義に欠かせない市民社会スペースと選挙について考えます。
※本セッションは英語にて実施し、通訳はございません。

ジョツナ・モハン(Jyotna Mohan)

アジア民主主義連盟 地域コーディネーター(Asia Development Alliance, Regional Coordinator)
ニューデリーのジャワハルラール・ネルー大学社会科学研究科にて博士号を取得。 統計学と社会科学の助教授を経て、市民社会セクターに参加。過去18年間、様々な社会経済・環境問題の政策提言に取り組み、beyond 2015キャンペーンでは、ガバナンス、説明責任、人権と開発・民主主義の関連性を専門として、その開始時から関わってきた。 SDG16+、南南協力、G20問題に焦点を当てた開発と金融に関する様々な報告書を執筆しているほか、様々な地域およびグローバルなプラットフォームにおいて、国および地域(アジア)を代表し、南半球の市民社会の声を力強く代弁している。現在、アジア開発連合(アジア 21 カ国の CSO が加盟する地域的な CSO プラットフォーム)の地域コーディネーターを務めている。

マルク・ピニョル・ロヴィラ(Marc Piñol Rovira)

アジアセンター 研究マネージャー(Asia Centre, Research Manager)
アジアセンターのリサーチ・マネージャーとして、研究プロジェクトを統括し、成功裏に完了させることを業務としている。効果的な研究手法と戦略を開発し、研究チームを統括。英国のブリストル大学で政治学の博士号を取得し、東南アジアにおける市民社会問題の研究に10年の経験を持つ。

ジア・ウル・レーマン(Zia-ur-Rehman)

パキスタン開発連盟 代表(Pakistan Development Alliance, National Chair)
数学者から社会・人権活動家に転身し、1995年にAwazCDS-Pakistanを設立。1996年にグローバル・パートナーシップ奨学金を獲得し、バングラデシュのBRAC開発管理センターと米国バーモント州の国際訓練学校でリーダーシップとマネジメントを学ぶ。2014年から18年の間、パンジャブ州政府の女性の地位委員会(PCSW)の理事を務める。パキスタン計画委員会(Planning Commission of Pakistan)の促進のため、パキスタンにおけるSDGsの自主的国別レビューを報告する市民主導のモニタリング・メカニズムを実施。持続可能な開発に関する活動は、各国政府や国会議員を含む関係者だけでなく、国連をはじめとする地域・グローバルレベルでも高く評価されている。パキスタンの民主的プロセスへの若者の参画と地方自治の回復のために奮闘し、ネルソン・マンデラ・グラサ・マシェル・イノベーション・アワード2016にノミネートされ、最終選考に残った。また、パキスタンにおけるSDGs実施のための「Leave No One Behindキャンペーン」を主導し、このキャンペーンは2018年のSDGsアクション賞の最終選考に残った。パキスタンやアジア・世界のCSOを代表して、国連ハイレベル政治フォーラムを含む様々な地方、国、地域、グローバル会議で何度も発言している。現在、TAP(Transparency, Accountability and Partnerships) Networkのグローバル運営委員、Global Call to Action against Poverty(GCAP)のグローバル評議会メンバー、アジア開発連盟(ADA)、Action 4 Sustainable Development(A4SD)のファシリテーション・グループ・メンバーを務める。

プログラムのスケジュールやスピーカーなどは、予告なく変更となる場合があります。
イベント当日は、主催者や取材メディアによる写真・動画撮影などが行われ、各種広報媒体で使用させていただく場合があります。