PROGRAMS
セッション

平和

09

11/11 Sat 13:45-14:45

11F Room111

ブレイクアウトセッション

いま起きている戦争にどう向き合うか? 人道支援、軍事支援と私たち

“人道支援は戦争から生まれ、戦争を通じて存在していながら、同時に戦争にたいし賛成とも反対とも全然言わない”-国境なき医師団の元理事長、ロニー・ブローマンの言葉です(『人道援助、そのジレンマ』)。
「新しい戦前」と言われ、防衛力増強と他国への軍事協力が進む日本で、この問いかけを私たちはどう受け止めればよいのでしょうか。
ウクライナとロシアの戦争では、日本は広島G7サミットでウクライナ支援の旗を振り、人道支援、復興支援のほか軍事的な支援にも踏み込んでいます。目の前で起きている戦争と日本の支援策について、NGOそして私たちはあまり議論の場を持ち合わせていないかも知れません。イラク戦争、アフガニスタン戦争時のNGOの動きも振り返りながら、戦争や紛争に対してNGOが果たすべき役割や可能性について考えます。

今井高樹

NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC) 代表理事
大学卒業後、民間企業に18年間勤務。その間にボランティアとしてJVCの活動に参加。企業を退職後、2007年にJVC入職。南スーダン及びスーダン現地代表として紛争地での難民・国内避難民支援に従事。2017年に帰国し、2018年より現職。その後は北東アジアの市民平和交流として朝鮮民主主義人民共和国訪問、国内では安保法制違憲訴訟での原告側証言などを行っている。2022年からNGO・外務省定期協議会/ODA政策協議会NGO側コーディネーター。

藤岡美恵子

法政大学大学院兼任講師
法政大学大学院兼任講師(国際人権論)。日本平和学会「植民地主義と平和分科会」共同代表。「ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン」共同代表。1988年から2001年まで国際人権NGO・反差別国際運動(IMADR)の専従スタッフ。その後2006年までIMADRグァテマラプロジェクトのコーディネータとしてグァテマラの先住民族の教育・エンパワメントの活動に携わる。著書に『福島と生きる――国際NGOと市民運動の新たな挑戦』(共編著、2012)、『脱「国際協力」――開発と平和構築を超えて』(共編著、2011)、『国家・社会変革・NGO――政治への視線/NGO運動はどこへ向かうべきか』(共編著、2006年)など。

細川未智

NPO法人国際ボランティアセンター(JVC) インターン、上智大学学生
2021年4月上智大学経済学部経営学科入学。幼少期に抱えていたアイデンティティクライシスをきっかけに海外に興味を持ち、国際バカロレア、SSH研究、受験失敗、模擬国連での苦労を経て国際協力のあり方の追求に目覚める。2023年1月からJVCにて広報・政策提言インターンとして活動。これまで開発協力大綱の非軍事原則や関連プロジェクトの動向に関する調査と提言、非戦ネットによるオンラインイベントや外務省との院内集会などの準備とサポート、JVCの職員や活動に関する記事の執筆・広報等に携わってきて、現在では様々なアクターの国際協力への関わり方と自分の役割の発見に夢中。

プログラムのスケジュールやスピーカーなどは、予告なく変更となる場合があります。
イベント当日は、主催者や取材メディアによる写真・動画撮影などが行われ、各種広報媒体で使用させていただく場合があります。